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Norton「勝手にマイニングしま~す!」金の匂いに誘われ登場、送金機能活気を見事に悪用。

FacebookがMetaに社名変更、メタバース構築へ今期中だけでも100億ドル投資する必要があると発表してから早2ヵ月、ホント早いな。

ショッピングも友人と会うのも仮想空間

腕を伸ばせばイメージを形に出来るし
意識を向けなくても直感的にタスクを管理出来る。
会わなくてもアプリから仮想空間でライブを楽しむ事も出来るし、
ゲームなんてモンスター退治に自分も参加する事が出来ちゃう、
スポーツは遠く離れた国の人達とアバター経由で楽しめる。

随分前からMMORPGあたりでは出来ていたことが多いように感じますし、主軸が「機能」ではなく「コミュニティ」で「人間関係」だとすると、アバターやゲームを持ってくるのではなく、VRにしても便利である生活に必須な機能を提供しなければならない、むしろ今ある複雑なサービスを紐づけた方が便利な気はするが…?

今までも出来ていた「やった人は擦り切れる程やった」アバター対戦。

2002年のゲーム、FF11のアバター経由で対戦
2010年のゲーム、FF14のアバター経由でギルで楽しむ麻雀

まぁ、若い人が欲しいのか。

スクエニの時価総額1兆弱ぐらいだからメタバース事業に1兆投資するんじゃなくて、昔のスクウェアとエニックスみたいにスクエニとタッグ組めば解決するのに…ああ、日本の企業をアメリカ買っちゃえ~!はちょっと言えないけども、ね?

それでまぁ、メタバースで必要なお金は現金ではなく電子通貨。

METAは子会社WhatsAppを使い、それらの元となる財布である

デジタルウォレット「NOVI」

この運用が全てを握る為、開発には余念がないように見える。
現在は「USDP(パクソス)」を利用し、送金機能のトライアル中。

あまり聞き慣れないかもしれないが、結構前にPayPalの暗号資産機能として提携した為、日本ではあまり馴染みは無いが今まで国を跨いで支払いを行う代名詞的な存在だったPayPalの利用者(特に大金を動かす個人事業主兼法人)は相当います。

余談:PayPalの創業者はイーロンマスク。

NOVIの利便性・将来性をエサに資金を集め、オーソドックスになったら付随サービスでハネるのは見えている為、Diem(Libra)の運用をどのタイミングで投入するかだけ。

と、そんな道が見え始めたMetaの話…ではありません。

気になる動きを見せた企業がチラホラ。

SIGNALが「Signal」で「MOB(MobileCoin)」の運用を始めました。

Signal  App

Signalは最もセキュアなメッセンジャーリストの7項目を全てクリアしているメッセンジャーアプリで、アメリカ議員の公式な連絡ツールとしても使われている、世界中でユーザーを増やし続けているアプリです。

携帯番号で登録するだけで「テキストチャット、ファイル添付、音声通話、ビデオ通話」をスマホ・PCで行える。

前述のWhatsAppやSkypeもSignalプロトコルを適用する程の高い安全性。
ここがまだ米取引所も取り扱わない「MOB」という暗号通貨で送金機能を一部で限定的に利用可能に。

…したもんだから、チャンスとばかりに登場しましたSymantec社。

今はノートンライフロックか。

「オープンソースとか怖いよね?!新しいアンチウイルスソフト入れればこうした取引でも情報盗まれたりしないし、安心してね!」

と、ノートンが消費者向けパッケージと手動更新版の[NortonAntivirus(360)]の中に

[Cryptominer]をこっそり付属しました。

ノートンクリプト(クリプトマイナー

なんという事でしょう。
ノートンを使っていない時、つまりセキュリティの動作として動いていない時

勝手にETHマイニングしま~す。

もちろんわかりづら~くしてありますが確認メッセージはあるらしいです。
「agree」を押したが最後、勝手にマイニングが開始されます。

他人のPCで仮想通貨を勝手に採掘する攻撃手法を「クリプトジャッキング」と呼びますが、これを対策しなければならないソフト側が近い事をしてしまったという事件ですね。

マイニング報酬もどの程度が自分の財布に入れられているかは分かりづらいようで、ある程度はノートンに搾取されているかもしれませんね。

さて、この会社が絡んでいるとなると、この話を真っすぐ捉える事は出来ません。
まだ数日前の話ですが、この内容だとおそらく話題逸らしっぽいですね。

また会社の名前でも変えるんだろうか?

ウイルス対策ソフトはさながら「保険」で、まだ起きていない事に対してお金をかける為、形としては存在しますが、事件が

起きなければ「対策ソフトがあったから」襲われなかった
起きれば「対策ソフトがあったから」この程度で済んだ。

と、YES・NO共に理由付けのある「安心を売る商売」です。

新たな業態の保険が生まれる時はそこに利益が生まれると判断したから、つまり損をする可能性がかなり低いと判断したから生まれる。

これは当然ですね、でなければ成り立ちません。

ならば

同系色である「ウイルス対策」が暗号通貨に関わってくるという事は「損をする可能性がかなり低い」と判断したからだと感じます。
(今回は勝手にマイニングソフトをウイルス的に入れただけですが)

恐らくは安定収益の軸は「セキュリティ」ではなく、参加数によるグロスの大きさ、一人当たりの動かす金額の大きさ、損失を出した場合の責任の所在あたりですかね。

お金の芳醇な香りに誘われてやって来た大手達。
せっかくガラス張りになったのだから、いつものモヤをかけるのは勘弁頂きたいが、安定するのも確か、ここから先、コロナ禍が収束に向かえば風向きは良い方向へ変わるハズです、今あるもので十分に新たなモノは生まれるハズです、整理し、誰にでも使える必需な「機能」を提供する企業は一体どこでしょうね。

うーむ、しかしザッカーバーグ氏の狙いは規制が厳しくなり面倒くさい人が増えたFBの利益分散の為のしっぽ切りだったのか、社名が変わっても上層部が変わらないなら同じ会社、新たな社名にしても周囲の反応は冷ややかなまま。

最初にも書きましたが、同じ事でもう20年以上経験があるスクエニをまずは取り込めば早いのになぁ、FBの件でお金分散しちゃったから今は無理か。

ではでは。

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・・・

USDT(テザー)、USDP(パクソス)、USDC(USDコイン)、BUSD(バイナンスUSD)、TUSD(トゥルーUSD)とか…まだまだ沢山あるけども…どれもイコールドルで表示もユーエスドル+なのに、名前が…ひっかかる。

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