ASC関数はASCIIの初めの3文字、アスキーコードで表示しなさいよ、という物。
EXCELでは全角 (2 バイト) 文字を半角 (1 バイト) 文字に変更することが出来ます。(漢字は不可)
=ASC(文字列) 半角へ変換する
JIS関数はJISコード、ジスコード、つまり日本の規格で表示しなさいよ、という物。
割と忘れがちなASC関数の逆パターンです。
EXCELでは半角 (1 バイト) 文字を全角 (2 バイト) 文字に変更することが出来ます。
=JIS(文字列) 全角へ変換する
解説していきましょう。
カタカナ・アルファベットであればこの二つの関数で全角半角調整可能です。
全角の数字を半角に変えて数値扱いにするとか、半角の文字列を全角に変えて体裁を合わせるとかそういう時に便利ですね。
ひらがな、漢字は対象外です。
ひらがな、漢字からカナを抽出したい場合はPHONETICという関数を使えば良いのですが、これもコピーして貼り付けたり、別の所から持ってきた文字列は無視されますので、日本語に関しては制約多めです、まぁしょうがない。
#VALUE!になる場合
公式の説明にもありませんが255バイト(半角で255字)以降は数式に問題があるとしてエラーになります。
255字まではOK。
これはJISもASCも同じ結果になります。
どうしても255字以上繋げたい場合は、&やCONCATを利用して繋げましょう。
=ASC(255文字)&ASC(255文字) → 510文字
=CONCAT(255文字,255文字) → 510文字
全角の「ヴ」は半角の「ヴ」に変わってくれない。
いつ対応してくれるのかは分かりませんが、今のところはまだASCなどでは変換出来ませんので、一括置換しましょう。
Ctrl + H で表示されますので
検索する文字列を全角のヴに。
置換後の文字列を半角のヴに。
他の濁音と同じようにどちらにしろ2バイトなんですけどね。
こういった関数がパっと頭に浮かぶとデータ処理がとてもストレスフリーになります。
こういった関数はメモをしたり動画で保存したりしても、そのメモや動画を探す事になり、謎のスキルが向上していきます。一度使う前に出来る限り調査して、使う。そして自然に打てるようになるまで使います。
そうすると不思議と関数自体は忘れても、使いたい時になぜか思い出せます。
覚え方は人それぞれですが、自然体で覚えられるのが一番良いと思います。