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ミンカブIR更新 2025.5.14 ALISが「サービス終了」枠に記載されているではないか

さて、今回は様子が違いますね。

無断転載は禁止されているので自分で作った表です、詳しくは2025年3月期通期 決算説明資料の9ページをご確認ください。

今期の営業利益の流れとしては

第一四半期頃→1.82億の赤字から広告減収によりさらに5.81億の赤字増加
半期頃→増収見込み1.97億と販管費9800万減少でゲイン、4.68億の赤字まで戻す
第三四半期頃→継続事業の費用削減で5.97億ゲイン
最終四半期頃→資産整理で2.25億ゲイン、サービス終了費用削減で0.76億ゲイン。

ざっくりこんな感じだと思います。

「サービス終了による償却費減少」の額は0.76億円で、その分と丁度同じ額の0.76億円が営業利益として計上されるという事はつまり

今期(~2026年3月)のどこかでALISは完全に終了する可能性がある。

という事、一応「のれん償却費」と記載されているので償却を短縮する為に一部のサービスを終了させて仕組み自体は残すという手法も取る可能性もあるしライブドアブログやその他WEB3ブログに吸収される可能性もありますがコスト削減しまくっている中、その他と仕様が違いすぎるALISを残すメリットは薄いし、他と繋げるコストを考えてもやはり厳しいのかなと思います。

【2/14シミュレーション時からの主な差異】

①コスト削減:継続事業の固定費削減及び資産整理は予定通り完了。サービス終了対応も概ね想定通り完了したが、「みんかぶ保険」は精査の結果、サービスを継続。

2025年3月期通期 決算説明資料の9ページより

みんかぶ保険は現時点でゼロ状態ですがサービス継続するそうです。

2025年3月期 決算説明会-YouTube

ALISには特に触れていませんでしたが…ってああ、そうか。

YouTubeならいいか。

決算説明会の視聴者数81人🫡

このサービス終了による費用削減76(百万円)と

ここの合計が一緒という話ですね。

「償却費減少」ってのと、「のれん償却費」とわざわざ書いてあるのは気になる。
前倒しで償却しようとしているだけならイイけど、そもそもALISは法人格が失われているので現状ライブドアのサービスの一つなんですよね。

その状態のサービス終了というのは本当の意味でのサービス終了のように見えます。

さて、では今回のIRをざっくり見て終わろう。

2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

売上105億4800万円で過去最高、経常20億円弱の損失で過去最高。
純損失5.5億円、純資産60億から3億円で95%ダウン。

今期は色々整理して105億→87億目標でEBITDAはマイナス7.1億→12億。

ライブドアの収益が見えないのでなんとも言えませんが、ライブドアが無かった状態だとEBITDA10億ぐらいの会社だったので不要なのを切り捨てまくれば届くのか?

伴さんの手腕が試される。

2025年3月期 決算短信補足説明資料

見るも無残な資産推移と損益実績&予測。

結果から見れば現金を使い込み、短期借入を起こしまくり、お金が無いのに配当をばらまいた瓜生氏の後始末をする形になっているというがハッキリ分かる資料です。

2025年3月期通期 決算説明資料

決算はシンプル、売上87億で減るけど!EBITDAは12億着地!利益は3億残す!

その為に変な事してたやつは全部手放す!無駄も省く!謎のコストはカット!営業所もまとめる!本業(情報投資&Kabutan)に力いれる!

いやはや実にシンプル。

広告減収が直接利益で5億ほどあるので、Q1でどう、Q2でどうという事は無いと思いますが半期である程度目に見える結果が出なければ結局今期も大赤字で着地する可能性も無いとは言えないので、伴氏の力が試されているように思います。

・・

・・・

さて、今後のALISには2026年3月までに

① サービス終了
② のれん償却をまとめて行う為に一部サービス終了でサイトは残り続ける
③ 他のサービスに吸収される

という選択肢が現れましたね。

②はコストカットするならサーバー費用だとかメンテナンス人員だとか細々した管理費もあるだろうから経営者の目線で考えれば止めるなら全て止めるでしょう。
③はミンカブにとっては美味しい話だけど、名乗りを上げるほど利益の出ているWeb3の同系統サービスを扱っている事業者は恐らく無いので厳しいでしょう。

「ライブドアの経済圏に吸収されるためにやっぱり残す」が奇跡のシナリオ。

一時380円まで下がった株価も少しずつ戻ってきましたがさて、どうなるか。

ではでは。

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