最近色々な所で見かけるようになったGaN(窒化ガリウム)技術を活用したチャージャー、ちょ~っとお高いですよね。
見た目も普通のと変わりないように見えますが、65W給電が可能なチャージャーとしてはかなり小さめの印象。
普通のAC充電器で65W出そうと思ったらノートパソコンのAC充電器レベルのサイズになりますし、実際に私が持っている65W対応のチャージャーはどれもかなり大きめですし、安い小さいやつはびっくりするぐらい熱くなります。
その内発火するんじゃないかと思うほどに。
爆速充電可能で熱くなりにくいという夢のような技術ですが、GaN3や謎メーカーのGaN+など表示がマチマチでわかりにくい。
ACチャージャーの次世代モデルでその内価格も落ち着いてくるだろうしヤバめな製品も減っていくとは思いますが現状危険な商品もたくさんあるので注意が必要のようです。
ちなみに効率と安全性は
GaN(1) < GaNⅡ(2) < GaNⅢ(3) < GaNⅢ3+
こんな感じ、GaN+は独自基準なのでGaN(1)よりも劣っている可能性もあるようでこちらも注意が必要。
しかし小さくてW数も高く発熱も少ないチャージャーですので普通のよりこっち使いたいですよね、今はAnkerやUGREEN、エレコム等どこかで聞いた事があるメーカーなら「なんちゃってPSE」をする事もないだろうし絶対ではありませんが安心して使えると思います。
出力
1ポートで出力する場合かつUSB-Cで接続する場合にのみPD65W。
2ポートなら45W+18W。
全てのポートを使うならUSB-CポートのMAXは45Wで、その他は15W。
うん、十分ですね。
コンパクトな本体
コンセント接続部分は折りたためるし、本体はかなり小さい。
ノギスで測ってみたところ
USBポートがある出幅部分:53.5mm
高さ:54.5mm
横幅:29mm
でした。
そして3Dチップスタッキング技術なる基板へのチップ接続を平面ではなく垂直…つまり立体的に接続、その接続部分も回路として活用する事で小型化を実現し、GaNⅢと最高峰の効率でその発熱をカバー。
立体構造という知見に3Dを理解した経験に基づいた緻密な設計、そしてGaNのような放熱性や発熱性の低い素材の利用が伴わなければ立体構造という知見も成り立たないという素晴らしい仕組み、実に面白い。
ちょっと前にMacBook Proを最高効率で給電できるGaN(1)Chargerを触りましたがかな~り重かったし大きかった、そもそもMacBook Proを持っているレベルの人がそんな強烈に今すぐ実用段階まで充電したい!みたいな事になるほど準備を怠るとは思えないし必要ないな~と思っていましたが、GaN3は凄い。
これで作った140W給電のチャージャーが見てみたい🤣