大きなメスにおぶさる小さなオスの図。
交尾以外でも独占欲からなのかワリと常に抱きついているようで、
他のオスが近づくと激しく喧嘩するそうです。
昆虫の本能的に~な部分で言えばバッタは生涯の内で10回も産卵する個体もいるようですので、メスはより強いオスの方が良いだろうからこうして貼りついてくれていた方がより強いオスに出会える可能性が上がるワケで、ごく自然に見えますが
オスはより強いオスが現れて取られてしまう場合もあるので貼りついているよりも背中が空いているメスを探した方が数は撃てるんだから種の保存的には効果があるような気がするのですが、小さいしウロウロしてたら捕食されちゃうのかな…。
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バッタは一度の産卵で50~100匹ほど生まれ、期間もかなり短くサイズも人間のツメ以下とかなり小さいようです。
数が多いという事は生存競争や環境適用で相当減ってしまうという事で、太陽の光に当たる量が少ない外骨格が育たず脱皮に失敗したり、自身の小ささと食事(エノコログサとか柔らかい葉っぱ)の環境からトカゲや蜘蛛に食べられたりと生き残れる個体はかなり限られてくるようです。
それもそうか。
食物連鎖の下位に位置し、植物のエネルギーを捕食者へ伝える重要な「餌」。
各成長段階で様々な生物の餌となり、植物を制御する際に得たエネルギーは排泄物でも死骸でもその他生物を循環させる…なんともSDGsな昆虫ですからね。
まぁ人側から見るとバッタは全体的に選り好みなく食害するヤバい害虫なのである程度の障害は常に用意してもらいたいところ。
ストレスフリーになったら大量発生で災害ですからね…。
ううむ…しかしコイツなんでこんな茶色いんだろう。
保護色なら周囲の環境は緑だし、他のバッタは緑色なのに。
見つけた中ではこのオンブバッタだけ茶色かった。
食べ物なら緑だったし…この子らの体は地形と同化するタイプの保護色を選んだって所だろうか。
生き物って進化って凄いなぁ。