インターネット上には稀に、偉人顔負けの文章を発信する方が顔を出します。
前後のやり取り流れがどうだったのかにもよりますし、誰にどう響くかはわかりませんが、少なくとも私には響いているものを紹介していきたいと思います。
「自殺するからお前らの1番幸せだったこと語ってくれないか」
「おう60年くらいかかるけどいいか?」
というもの。
とにかく死ぬなと。
2012年10月28日9時43分に投稿され、その2分後に返信された内容です。
その後もわずか10分程度の間に相当量の書き込みがあり、その中には
たぶん明日だよ(09:47)
一緒に幸せ見つけに行こうぜ(09:48)
生きてること(09:51)
と、優しい言葉をかける人や死んだらどうなるか厳しい言葉で励ます人と様々。
死にたければ死ねばいいという人は反応するワケがないのでこの流れは当然と言えば当然なのですが、温もりを感じる事が出来ますね。
相対すればふと出た言葉や声色、感情や声量からその人の性格はにじみ出るものですが、文章はなかなか…発信側は特に感情が乗らないので冷たく見える時もあります。
なにが
なんで
おい
笑いながら話して聞く「おい(笑)」と
納得がいかず問いかける「おい」は違います、目の前で聞けば分かりますが…?
文章でどちらともとれる話題の時に「おい」と絵文字無しで届いた場合返信に困ったりしますよね、文章には感情が乗せづらいのは確か。しかし
「おう60年くらいかかるけどいいか?」には感情がふんだんに込められています
おう (相手の問いかけに対して返す感情)
60年くらいかかる (大体の量、程度というふわっとした表現)
けど (この場合はけれどのくだけた表現)
いいか? (良いのくだけた表現、投げかけ)
目の前にいるかのような臨場感。
この60年という数値の設定も良いですね、
タイトルや文脈から相手を20歳前後を想定したのでしょう、60年くらいかかるって言っても1年に1度メッセージのやり取りするだけでも実現は出来ると思います。
ので、そんなに絵空事を言っているイメージはありません、平均寿命付近までなんらかやり取りするのはむしろ良い経験になるかもしれません。
私は相談を受ける事があります、結構あります。
社会人〇年目みたいな人からおじいちゃんまで、精神的な悩みから肉体的な悩みまで年齢も内容も様々です、こうしたその人にとって重要な決定における見解を求められた時、自身の思う事、相手の性格や性質を見て内容を砕いたりと、どうしても話が長くなってしまいます。
自身の人間性を上手く表現できる言葉を短く、かつ自然に発していける人物になるため自身をより深く研究していかねばなりませんね。
未来に活きる事はなんでも全力であたらなければもったいないですからね。