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コマンドCIPHERでHDDの空きスペースをしっかり消去 – Windows11操作編

ワリと高度な削除が有料のデータ削除アプリなどを買わなくてもWindowsの機能で出来るってのが嬉しいですね。

しかしこれでも完全に復元が不可能!というワケではなく、1KB以下の小さいファイルは復元出来てしまう可能性がありますのでご留意くださいまし。

ん~しかし例えばOSの機能としてdiskpartのクリーンオールでMFTファイルを上書きさせた後にcipherで1を上書きして乱数上書きとかした上でOSの再インストールとか出来たら安全にまっさらになるのになぁ🤔

あ、ちなみにフォーマットが出来ないという状況ならDISKPARTコマンドで強制フォーマットが出来ますのでそちらをお試しください。

今回のCIPHER /Wコマンドは「今あるものを残してそれ以外を削除する」というものです。

空きスペース…つまり未使用領域に対してアクションをかけるだけです。

こんな感じ。

この状態で何もせずにCipherコマンドをかけても一時ファイルや保存場所を間違えたファイル、MFT領域にある認証情報などのファイルは削除されません。

気になる場合はDISKPARTでCLEAN ALLをしてからCIPHER /Wをするか、CCleanerなどのシステムクリーナーソフトで綺麗にしてからCIPHER /Wといったところでしょうか。

全16種類のデータ消去方式 – DiskDeleter

廃棄するなら分解してディスク割った方が圧倒的に早いです🤣

手順としては

1.空きスペースを完全消去したいHDDのドライブ(ここでは仮にFとする)を確認
2.コマンドプロンプトを開く(管理者)
3.cipher /w:f:と入力
4.完了!

シンプル~。

1.空きスペースを完全消去したいHDDのドライブ(ここでは仮にFとする)を確認

本当に空きスペースだけにかかるのか試す為、「S2.png」という画像ファイルを中に入れていますが、空の状態で大丈夫です。

ドライブレターはFですね。

2.コマンドプロンプトを開く(管理者)

検索バーにcmdと入れるか、コマンドプロンプトと入力すれば出てきます。

右側の管理者として実行を選択しましょう。

3.cipher /w:f:と入力

11:04に操作スタート。

経過を教えてくれます。

0x00はデータ領域を0で上書き(ゼロライト)
0xFFはデータ領域を1で上書き(ゼロライト)
最後はデータ領域を乱数で上書き(ランダムライト)

15:10に完了!綺麗さっぱり…って遅っ!64GBのUSBメモリで4時間とか🤣

画像はそのまま。

・・

・・・

ちなみにこの/Wというのは

ボリューム全体で利用可能な未使用のディスク領域から、データを削除します。
このオプションを選ぶと他のオプションはすべて無視されます。
ローカル ボリュームのどの場所にあるディレクトリでも指定できます。
ディレクトリがマウント ポイントである場合、または別のボリュームのディレクトリを指し示す場合は、そのボリュームのデータが削除されます。

というCIPHERの命令のひとつ。

CIPHER自体はかなり前からお世話になっていますが他の命令…暗号化系のなにやらややこしそうなやつには触ったことがありません🤣

時間はかかりますが個人情報漏洩のリスクを軽減するためにとても大事な事ですので、フォーマットやPCのリセットだけではなく是非CIPHERを実行してみてください。

ではでは。

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