サイトアイコン イマカラ

マイナンバーカードから次期個人番号カードへ、早ければ来年からスタート

デジタル庁のオンライン会議「次期個人番号カードタスクフォース」として計4回のオンライン会議で決まったっぽい次期個人番号カード。

デジタル社会の実現に向けた重点計画(2023年6月閣議決定)に記載された次期個人番号カードの検討を行うため

として、様々な現個人番号カードの問題点を出し、解決しようとしています。

…まぁ最大の問題点である

コピーしたら法律違反!漏洩させたら懲役罰金!

だけど保険証とか運転免許証の変わりに出来るし持ち歩いて良いし病院とか警察になら見せても大丈夫だし、最悪見られちゃっても大丈夫よ!

とかいう「どっちなんだい!(きんに君)」状態のままですのでマイナ保険証として使えば医療費控除やら申請は楽になるだろうしマイナ保険証にすればゴールドの人はオンライン受講できるので便利に使いたいという反面運用は謎のままです。

持ち歩いても大丈夫!マイナンバーカードの安全性

マイナンバーカードは見られても大丈夫って言うけど、大体パスワード忘れちゃうからって全部セットで持ち歩いていると思いますが、まぁ大丈夫なんでしょう。(雑

そして今回の新カードは

(15)次期カードの導入時期
個人番号カードの導入から10年を迎える2026年をひとつの視野に入れ、様々な関連システムの対応等に十分考慮し、極力、早期の次期カードの導入を目指し、引き続き検討を進める。次期カード導入時期以降、現行カードの電子証明書の更新の際には、電子証明書の更新ではなく、次期カードの取得を推奨し、速やかに次期カードへの切り替えが進むように検討する。

との事で、2026年をひとつの視野に入れているそうです。

来年ですね。

私的に気になる点としては

【性別を表示しない】
【名前にフリガナが入り英語表記も追加】
【追記欄と臓器提供意思は裏面になった】
【18歳以上の電子証明書有効期限を5年から10年に変更】
【署名用、利用者用、住基用、補助で4つのパスワードから2つに変更】
【更新が3か月前から→1年前からに変更され有効期限が1か月伸びる】
【暗証番号がロックされても先にPINを設定しておけばスマホでロック解除可に】
【マイナンバーカードだと誤解があるから新名称は公募で決めたい】

このあたりか。

しかし…マイナポイントやらデザイン変更やらこれほどやりたいならまずは医療機関に読み込み機器を提供して「本人だけが利用可」のカードを作ってもらい、正しく利用した人には健康保険料部分が社保なら会社折半分も含めて一定額控除されe-taxで確定申告を行えば還付されるような仕組みにすればみんな使うと思うんですよね、強制にしないにしても積極的に利用した方が得なんだしポイントとか付けたり商品券配るよりよほど効果的な気がします。

そうだな…公金受取口座紐づけたら所得税、健康保険証として登録したら扶養者の健康保険料が一定額控除、免許証として登録したら住民税が一定額控除されて…のような部分的な控除でも良いし、雑控除的にその他控除で単身なら本人、家族なら扶養者がより多く控除を受けられるようにすればずっと使ってくれるでしょう。

消費を増やしたいけど税金は減らせない、むしろ増税。
基礎控除は増やして給与所得控除も増額したけど社会保険料の割合を上げる。

何がしたいかわからなかった旧マイナンバーカードはこの国の今を象徴しているような気がします、新カードになり変更点もそれなりにありますが謎の取り扱いは謎のままです。

前述した漏洩したら罪だけど持ち歩く仕組みって問題もそうですが、例えば会社では特定個人情報として事務、社長、役員が開けられる金庫にそのまま社員のマイナンバーカード情報を保管するなら、鍵の管理がとても煩雑になります。
金庫の中に金庫を入れ、その鍵を管理者が管理する事で開けられるのはその管理者だけなのでログを残せば…のようにとても大変です。

PC管理であれば閲覧できる人がいればいるだけログが必要、個人情報なので当然ではありますが専用のシステムを使わなければ正しく保管できないものを、民間にただ「こういうルールね」と放るだけというちょっと考えの足りない仕組み。

運用管理のシステムは無償提供した上で、連携は申請してうまくやってくれという話なら分かりますが、すべてサードパーティ、何かがおかしい。

今年中には色々決まるでしょう、新しいマイナンバーカード(仮)の今後に期待。

ではでは。

モバイルバージョンを終了