ハッシュドビーフとかハッシュドポテトは「細切れ」という意味で使われてたんですね。
本来の意味的にはビーフの方が適切なのに、ポテトの方がスタイルとしては合っている不思議。
さて、今回はIT用語としてのハッシュについて調べていきたいと思います。
暗号化とハッシュ化は違うのか?
NTFの記事でブロックチェーンでは暗号化されたハッシュ値を分割して管理する事でオープンなネットワーク環境でも高度なセキュリティを保つ事が出来るという内容で書きました。
暗号化とハッシュ化、どちらも元の内容が分からないようにする為の物ですが、実は内容は大きく異なります。
nakamotosatoshi-paper.pdf (ブロックチェーンの基になる論文 サトシ・ナカモト)
- 暗号化:元の値に復元する事が出来る。
ZIPファイルやWi-Fiへのアクセスなど復元・鍵を開ける事で意味を持つ物。 - ハッシュ化:元の値に復元出来てはいけない。
改ざんの検出やパスワードの管理に使われる為、復元する必要が無い物。
元の値を通常見る事が出来ない形にする事では同じ目的ですが、秘匿する意味によっては逆の意味になると。
とても面白いですね。
ハッシュ化する為のアルゴリズム(やり方)は種類があり、ハッシュ関数と呼ばれています。
MD2、MD5、SHA-1・2・3 (Secure Hash Algorithm)等々様々な種類があり、サトシナカモト氏の論文ではSHA-256を例にして記載されており、ビットコインはSHA-256(SHA-2)ベースで運用されています。
暗号学的ハッシュ関数 – Wikipedia
ちなみにハッシュタグは ハッシュ記号(番号記号) が【#】、そのタグ付けでそのように呼ばれている、2007年11月にアメリカの俳優さんがTwitterで「グループ付けに # 付けたらどう?」と発言したのが始まりだそう。
発信のごちゃ混ぜ状態のSNS上で検索用のタグを付けるのに好都合だった事と運営側ではない「声の大きな」発信によって意味合いとマッチした結果当然の使用なのではなかろうか。
ハッシュタグ – Wikipedia