Dell「Inspiron 3470」を分解してみよう。

今回はデルさん、2019年中頃のまだギリギリHDDビジネスPCが残っていた頃の1台。

最近の相談で「パソコンが遅くてもう交換しようと思ってる」と聞くと半分以上はこうしたHDDがボトルネックになっているPCで、Windows11対応のCPUだしSSDにするだけでまだまだ使える場合がほとんど。

今回もHDD+セキュリティソフト(DellはMcAfee)のコンボで起動画面から抜けるのに数分かかり右クリックが機能するまで10分以上かかりましたがテスト用のSSDで起動したら操作まで1分かからなかったのでHDDでなければまだ十分に使える良いPC。

HDDでなければ、そしてマカフィーが起動していなければ。

では分解。

さて分解してみよう…と言っても背面のネジ2本外すだけです🤣

電源はいつものLITE-ON製、200Wかつケーブルに余裕は無いので給電が必要な拡張は出来ませんが、ロープロでパラレル増やしたりRS232C増やしたいぐらいなら問題なさそうですね。

ちなみにこの個体のCPUは第9世代のi3-9100、普通に良いCPUです。
メモリはDDR4-2666が接続されていますが、CPUが2400まで対応なのでひとつ上のメモリが付いているのも高得点。

ストレージ用のM.2スロットはありますし、起動ディスクには出来るようですがSATAなので注意。

マザーボードへの給電は4PIN。

配線の取り回しも無駄が無い、素敵。

HDDは2本ネジを外せば取れます、そして

DVDドライブの接続されているプレートも後ろのバネ金具を押し込めば外せます。

省スペース系はこういうギミックがあって大好き。

ここでようやくメモリにアクセス可能。

メモリは増設する事もあるだろうからあんまり面倒な場所に無い方が…ってそんなごく少数の分解するやつの為に考えないで良いか🤣

Wi-Fiカードもちらっ。

DW1707(QCNFA335chip)、802.11BGN(2.4GHz)+Bluetooth4.0。

有線の方が良いけど通常利用にはそれほど問題無いって感じですね、PC自体の目的には合っているし気になるなら有線にしなさいって事か。

そして付いていたメモリ、CPUが2400までだけど2666付けてくれちゃうDellさん、ちょっと前まではスペックピッタリではなく一つ上のメモリを付けてくれていたんですよね~あるある。

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・・・

というワケでデルさんのインスパイロン3470でした。

ん~しかし本当にもったいないというかなんというか、最近まであったHDDを粘って使おうとするのはなんとも「メーカーみ」を感じますね。

HDDが悪いというワケではなく起動や操作で使う事を考えると特性が今の利用シーンに合っていないのは明らか…というだけで、大容量の長期保存したいデータを入れておくなら今でもHDDの方が適正が高いと思いますし、HDDは完全に壊れる前に明らかな前兆が現れる為復元性も高いので適材適所ですよね。

現在は2TBのSSDと4TBのHDDの値段が拮抗しているのでメーカーもSSDを使っていますが、重要なデータが急に消えてしまうリスクはむしろ高まっています。

リスク軽減する為にも消えてはならない重要なデータは別で保存したりNASで保管したり…出来る限りのバックアップはお忘れなく🫡

ではでは。

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