何気なくAmazonを開いたら気になる広告「Amazon fliptoon」とな。
調べてみるとなんと1年前から始まっていたという縦読みマンガ。
「fliptoon」
先月まで賞金総額1億円の
「縦読みマンガ大賞」
を開催していて、もうすぐグランプリが決まるそうです、グランプリ1000万、準グランプリ750万、カテゴリ賞400万という事で候補者は今ドキドキでしょうね。
ちなみにフリップトゥーンのロゴは
こんな感じでシンプル、でも開いた所のヘッダー左枠にある
「amazon manga」というロゴ。
ふむ…元々はそういう名前だったのかな?
Fliptoonは「縦読み」専門電子書籍サービスで、結構前から様々なマンガアプリにある縦読みマンガがメインのようですね。
スマホとかモバイル端末で閲覧する事を前提にされているようですが、PCでも普通に閲覧可能、かつAmazon会員でなくても無料で読めます。
もうこの辺の「触り」に関しては一般的なんですねぇ。
無料会員だろうがプライム会員だろうが未登録の人だろうが閲覧する事が出来ますが、「待てば無料」を読みたい場合はAmazonの会員登録が必要になります。
全頁のスクロールが「バー」ではなく「ポイント」なので目的のページまで進めたり戻したりの操作性が悪め、あえてそうしている気がしますが使いづらい。
縦読みマンガ
以前「あれ?なんか日本語が…?」という作品を見てから縦読み系はよほど好みのジャンルでない限りチョイスから外していたのですが、今回のfliptoonをきっかけに久しぶりに読んでみよう!とランキング作品は一通り読んでみました…が、所々翻訳に気になる部分があり、違和感で没頭出来ませんでした。
とはいえ昔ほど「?」になる事は無かったので、精度は上がっていると思います。
fliptoonの人気書籍をざっと読んでみると作者やチームは韓国の方が多く、webtoon発の作品が多め。
1位「ラフィネの計画」韓国
2位「悪役令嬢~」韓国
3位「愛嫁は親子喧嘩を~」韓国(webtoon制作会社含む)
4位「象牙の塔の魔法使いと~」韓国(webtoon制作チーム含む)
5位「私を探さないで」Sasaya(作画)、HORNS(脚色)、SARAZIN(原作)
6位「Noah’s Tube〜」韓国
7位「あくまさんと付き合ってみた」日本
8位「アドニス」韓国
9位「最強の魔女とその夫」原作者は日本、制作チームはwebtoon系
10位「外科医エリーゼ」韓国
ぐぅ、全然情報出てこない人もいたから調べるの大変だった…。
自然に読める作品もありましたが、やはり韓国語から日本語への翻訳が課題ですね。
上位10作品の内7作品が韓国の翻訳作品で、日本人が作ったタテマンガは1作品のみ。
fliptoonで日本のマンガの需要が無いという事ではなく「縦漫画の文化がまだ日本に根付いていない」という事やAmazonお得意のユーザーには優しく取引先には厳しいという「契約条件面」の問題もあると思います。
例えばキングダムがタテマンガで観れたら…相当面白そう、映画を見るような臨場感で疾走感のある縦漫画との相性はかなり良さそうな気がします。
ピッコマやらLINEマンガやらシーモアやら…最近ではジャンプも縦漫画を始め、Amazonも去年から参入、ユーザー数で圧倒的人気のカカオ(ピッコマ)とLINE(LINEマンガ)を追いかけ…って感じかな?これからが楽しみです。
縦漫画は没入感が強く、漫画というよりは絵を文字付きで「観ている」感じで映像と絵の中間といったイメージで素晴らしい仕組みだと思います、定型でないから単行本にはし難いだろうから今の日本で流行るのは難しいかもしれませんが、今後翻訳の精度があがったり、日本の縦漫画作家が増えれば盛り上がりそうです。
特に最近始まったジャンプの縦漫画が若い人にハマり、新たなジャンルとしてその特性を掴んだ作品がたくさん出てくれば良いなぁと思います。
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