レン関数はLENGTH、つまり(端から端までの)長さ、ExcelでのLEN関数は指定したセルの文字列の文字数を表示するという機能を持っています。
W(width)H(Height)L(length)のL(レングス)やlens(レンズ)などの呼びと同じようにLEN(レン)関数と呼ぶ事が多いと思います。
LENB関数というバイト数で文字数を表示する関数もありますので、一緒にやっていきましょう。
基本はセルを指定して終わり。
そうなんです、LEN関数は生で使う事が多い関数と言えますね、「指定したセルの文字数がいくつなのかを把握して別の関数で使う」が一般的です。
まずは基本の使い方からいきましょう。
【◆これで何文字かな?】で10文字(LEN)と20文字(LENB)です。
- ひらがな・全角カタカナ・漢字・全角数字は1文字で2バイト
- 記号は1文字で2バイト
- 半角カタカナ・アルファベット・半角数字は1文字で1バイト
- 濁音や半濁音は半角の場合のみ1文字(1バイト)追加
- スペースも全角は2バイト、半角は1バイト
この事から全角文字列は2バイト、半角は1バイトという事ですね。
【◆コレデ何文字カナ?】で11文字(LEN)と15文字(LENB)です。
そう、濁音が入っているので1文字増えて11文字になるのでASCやJISを使って文字数で結果を求める数式を作る場合は要注意です。
ASC(ASCII)は半角に、JIS(Japanese Industrial Standards)は全角にする関数ですが、当然データベース全ての情報は同じ内容に丸めて結果を出した方が正確になりますが、前提で濁音や半濁音のルールを忘れて作業を進めてしまう事も多く、思わぬ落とし穴だったりします。
全部作って終わった後に数式を見直してもどこがどうだったかもう収集が付かなくなっていたりしますからね、ぐふっ。
スペースの落とし穴
スペース自体を見落とす事もあるし、半角スペースも1文字としてカウントするつので「???」となる事もあります、注意しましょう。
↑は半角スペースを入れてありますので、LENBでは1バイト、LENでは1文字としてカウントしている為、日本太郎が5文字になったり9バイトになったりします。
文字数の総数はデータの再確認・校閲・デバッグにも威力を発揮します。
例として「12345-123-123456」のように5桁3桁6桁の管理番号を入力しているとして、文字数が少なければそのデータは正しくないと言えますし、文字を全角で打っていたら正しくないと言えます。
IF(LENB(指定したセル)=16,”〇”,”×”)
例のデータが16バイトでは無かった場合は×が出てくれば、そこを修正すれば良い訳ですね。
組み合わせでよくLEN関数は使うので、触っておきましょう!
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