2年前、各国の重要な人物達が集まり、これからの世界の為どんな事を基準にするか共有する為のCOP26で「ベラベラしゃべってないで環境に悪い事はやめろ!」と、有無を言わさず批判するのではなく、代案もっと言えば第二の案まで用意した上で提案すればその内容如何でもっと賛同者も現れるのではと記事にしましたが、
その時は18歳、今は20歳になったんですね。
世界の仕切り…国には文化があり、法律も違えば信じているものも違います。
環境の急激な変化は様々な「歪み」を生む場合があります。
それを踏まえて段階的に廃止、悪影響の事業に対して融資を止めるなどで解決を目指すもグレタ氏は「段階的とか何を言っているの、ただちに中止だ」とパワープレイ。
そして今回はデモ→警察の命令無視→罰金刑→再度デモ参加→強制排除。
化石燃料使用に対する抗議デモを行う、それ自体は主張がありそれを聞き入れて欲しい人がそれだけいるという証拠なので良いのでしょう。
これは私の個人的な感覚ではありますが、デモとは法に触れずに行動で主張を示す事が出来るという現代の社会で武力を使わない正しく主張する方法だと思っています。
で、今回グレタ氏は警察の退去命令に従わなかった、つまり法に背いたワケです。
そこで裁判所より罰金判決、1500クローナ($144)だったそうですがそれを受けた直後再びデモに加わります。
そして警察により強制排除…。
デモは警察に許可を取って行う場合もある為、その介入を無視するとなると、私と同じ様に考える人なら賛同者は減るでしょうし、過激さに違和感を持つ人も現れるかもしれません。
After having blocked the industry which is burning our future, we have now been charged with crime. While charges are being brought against us, the real crime continues inside the gates that we blocked,
私たちの未来を燃やす産業を阻止した私たちが起訴されている。
罪に問われているのは私達だが、真の罪は私達が塞いだ場所の内側にある。
化石燃料は未来を燃やす産業。
JCCCAがどれだけ正確な情報を公開しているかは分からないが、この中で言えば排出割合で言うと中国、アメリカ、インドの順。
一人当たりの排出割合で言えばアメリカ、韓国、ロシアの順。
1%にも満たない国で主張するのも良いかもしれないが効果はかなり限定的に見える。
主張中にあった型破りな行いは子どもだったから許される部分も多少はあったように思います、しかし今は20歳で立派な大人、経済の重要性、社会の重要性、最低限のルールは守る、自信も化石燃料の恩恵に与っているコトを理解する事…etc
主張自体はとても大事なことだと思います。
今のような荒ぶった行動ではなく、環境への理解を深め、専門的な知識を修め、代替案を提示し理性的な主張をして頂きたい。
信念を通す為に必要なのは圧倒的な暴力ではなく周到な知力であって欲しい。
グレタ氏はここまで印象がついたし、親は強いし政治家になりたいならなれるだろうから、そっちの力で行動しても良いと思う。
大人になって、迷惑行為ではなく解決策を提示し、自分が信じる「結果」を生み出そうとする事業を支援する事も「環境活動家」の業なのではなかろうか。
…化石燃料使わないで諸外国に行くの厳しいし自分の所でやるしかないってのもその通りかもしれませんが、
今のまま現行の法律に従わないままなら「ただの犯罪者」
環境問題の解決策を提示し、その手段の開発に支援し世に出せば「人類の救世主」
さて「それ反対、解決方法は知らん、考えろ、それが仕事だろ」から早2年。
大人になったグレタ氏はどんな方法で志を共有し、環境活動家を続けていくのだろうか、楽しみだ。
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