【教育:校則】子供をルールで縛るのではなく大人を法律で縛るべき。- school rules

学校に自分の主張・事情を一方的に押し付け先生を拘束。
またアナタが担任?クラス替え強要。
茶髪にスマホに校則無視、法律には違反してませんけど?
ウチの子もシンデレラやりたいって言ってるんですよ、ねぇ^^;
朝仕事でいないから起こしにきて!検尿もやって!
宿題が面白くないらしいんです、考えればもっと面白いのあるでしょ?
私たちが言わないと何もやってくれないでしょ?こっちも嫌々言ってるの。
給食なんて頼んでない!…etc

低下したのは教育レベルか同調圧力に抗おうとしない心か人間力か。

子供は親を見て様々なコトを学びます。

それを友達付き合いや学校、先生など他人に向けて発揮しているだけです。

これはなんでも同じことだと思いますが

例えば

信号を無視する親を見て、
子供は信号を守ろうとするでしょうか。

自分が信号を無視したらすごい怒ってくるのに、親は平気で信号無視。
「今のいいの?」と聞いても「大丈夫ほら周り、車来てないじゃん」と言われれば

親(大人)が見ているところでは怒られるからしないかもしれませんが、
見ていないところでは信号無視するでしょう、だって「大丈夫、車来てない」し。

子供が悪いコトをしたから怒るのではなく、悪いコトをした場所に対して

「なんで悪いコトが出来るようにしているんだ!」

と当たり散らしている姿を見せれば立派ないじめっ子完成です。

モンペからの意見を取り入れた結果、どんどん委縮して何も出来なくなってしまい、何もしないからさらに増長、ペコペコするからいい気になり口調も強くなるし、要求もドンドン自分ルールを押し付ける強引なものになっていきます。

・・

・・・

そんなこんなで守らせようと行動するとヒトならざる者が理不尽に襲いかかってくるのでゆる~く守ってるんだか守ってないんだか分からなくなってしまった校則。

そもそも校則とはどんなものなのでしょうか。

文科省が校則の内容と運用について出したものがあるので見てみましょう。

校則について pdf

なるほど、教育、学習、生活という面から

「学校の目的を達成する為に必要な制限」

で、法令の縛りは無いので各学校、もっと言えば校長に全責任があるという事のようですから、校則の強弱は校長次第という事ですね。

Wikipediaでも見てみましょう。

校則(こうそく)とは、学校内部における規則のうち、特に在学生自身に関わる定めのことである。児童規則(じどうきそく)、生徒規則(せいときそく)、学生規則(がくせいきそく)などともいう。校則を定めるかどうかは学則などとは異なり各学校の事情に委ねられ形式や効力は各学校によって異なっている。また、教師の裁量や校長の指針によっても異なる。

このように各学校によって校則が異なるため、教育委員会が細かな校則を把握できていない。そのため、日本の一部の学校においては、学業や人格形成の観点から本来必要のないルール(頭髪・服装規定といった「身だしなみ」に関するものなど)が存在している。このようなルールは生徒に「遵法意識の低下」や「規則全般へのアレルギー」をもたらす場合があり、かえって人格形成が妨げられる要因となっている。

2022年度より、東京都では不適切な校則や指導の見直しを行っており、教育環境の改善が期待されている。しかし、私立中高が数多く存在する東京都においては、都立高校を対象とした校則見直しの効果は限定的となっており、根本的な解決には至っていない。

校則 – Wikipedia

ふむ、政府の見解とはかなり温度差がありますね。

規則に決まりが無いので呼び方も様々、教育委員会も様々すぎて把握しきれませんね、中には学業や人格形成の観点からも不要な謎ルールを強いている場合もあり、むしろそうしたものにより「遵法意識の低下」「規則全般へのアレルギー」を誘発している可能性もあると。ほう。

遵法意識の低下については最初に書きましたが、規則全般に対するアレルギーってのも確かにあるか。由々しき大事ですね。

ちなみに文科省の出した校則の例を見てみると

●通学、欠席や早退等の手続き、欠席・欠課の扱い、考査に関するもの(登下校の時間、自転車・オートバイの使用等)
●校内外の生活に関するもの(授業時間、給食、環境美化、あいさつ、交通安全、校外での遊び、アルバイト等)
●服装、髪型、所持品に関するもの(制服や体操着の着用、パーマ・脱色、化粧、不要物、金銭等)

決まりの無い自由という不自由の為か校長の偏見による弊害か「恋愛禁止」とか「掃除は無言」とか「黒髪染色」とか「ヘアゴムの色指定」とかいう謎で不思議な校則もまかり通ってしまうので、義務でかつ集団の秩序を守らせる為には最低限の決まりは「お願いベース」ではなく、法令で定めた上で重大な違反は親にも校長にも直接責任を取らせるべきだと思います。

そうすればブラック校則なんてものもそもそも無くなるし、学校側に余計な負担がかからない事で教育にも集中できるだろうし、法令で定められていれば企業の社長のように責任者である校長が全責任を取るようになるでしょうから、教師の教育や管理も強化し行き届かざるを得なくなるでしょう。

そんなことでいじめはなくならないでしょうが、20年も生きていない若者が人生に絶望し自殺に…なんて事態を防ぐためには「徹底」による悪意の質を下げる事が重要かつ最低限の対応だと思います。当然のコトですが

お願いベースで徹底する事は出来ません。

子供達はよく見ていますし、興味があるので逆のコトをしてみたいし、なんならちょっと悪いコトをしてみたいハズです。

廊下を走っても言うだけで止めなければ、もっとふざけて走るしかなくなる。

授業中にうるさくしても何も言わなければ、さらに厄介になるしかなくなる。

自転車通学不可なのに見過ごせば、続けるしかなくなるし、それでも気付かなければ無免許でもバイクで来るしかなくなる。

遅刻を見過ごせば、学校に行かなくなるしかなくなる。

ナイフを持ってきたけどいつになっても持ち物検査されず、気付いてもらえないなら使うしかなくなる。

より、悪いコトをするしかなくなる。

アメリカではマリファナを持ってきていないか?銃を持ってきていないか?
持ち物検査はかなり厳しく金属探知機までおいてある学校もあるそうです。

アメリカでマリファナは30g弱(1オンス以上)持っていると軽罪で罰金100ドル、逮捕歴が残らないとはいえ罪です、持ち物検査で犯罪が発覚する事もあるようです。
もしもゆるい持ち物検査を続けた場合、麻薬中毒者を増やすことになるかもしれないし、授業中に先生が銃で撃たれるかもしれない。

だからしっかりやるのかもしれません。が、白昼堂々強盗、人混みから銃で襲撃をしだす今の日本で危機感を持てないのはどうでしょう。

校則はアップデートもしていません。

文房具が進化しているのとは関係なく、鉛筆だけを使わせる意味は何?
髪の長さ指定、ヘアゴムや靴下、下着の色指定とかどういう意味?

旧態依然の教育方法を踏襲するのはもはやマイナスでしかないと思います。

子供たちの個性を尊重する為にも日本全国の親、子供、教育者、企業、地域など複合的な観点から意見を募り、その上で

もしも縛るのならば子供をルールで縛るのではなく大人を法律で縛るべきだと思います。

国力の為にも教育は国をあげて行うべきで、お金にしろ充てる人財にしろ妥協するものではないと思います、教育者の給料が安いコトが問題ならば、労働環境が悪いコトが問題ならば、それぞれを俯瞰して一つずつ解決していけば良く、やるならば中途半端にするのではなく徹底して行うべきだと思います。

教員資格は狭き門にし、学校で何かあれば校長は逃亡不可かつ退職金無し確定、問題が子(先生)にあれば校長の管理不行き届きで罰金かつ問題を起こした先生は教員資格はく奪で要再取得、校長も校長条件はく奪で教員から再スタート。

でも問題起こさなければ高給、みたいな。

真面目に教育者として活動すれば高給かつやりがいのあるお仕事。
生徒をいじめたりセクハラしたり問題起こしたら資格はく奪、狭き門に再挑戦して再度繋がっても元の高給には一生戻れない。
ミスをしたら終わりではなく罪を犯したら終わりで、別の事で生きてください、子供の前に教育者として現れないでくださいというスタンス。

子供がやっている事に対応出来ず何が大人か。
子供のような大人で良いなんて言われたらもう言う事はありませんが
抑えつけなければ対応できないなんて大人ではないのならば、

大人は経験で導き、子供はやりたいと思った事やりゃいいんです。

昔はわざわざ気にするような事でもなくて、暗黙の了解的に当たり前だったんだろうなぁと思う今日この頃。

ではでは。

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