年越しそばは年明け感最後の砦、元旦から営業している店、イベント慣れから年々薄れる特別感。

2023年12月31日のお話。

年越しそば、刻み海苔と海老のみ。

「商いが細く長く続く」な蕎麦は私の商いに通じるところがあり相性が良く、「年越しそば」は毎年欠かせません。

一つの取引でそれなりに大きな金額が動き、一つの契約により長期で運用するような事が主な為かこういう縁起担ぎの年中行事は大事にするようにしていますが、年越しそばは特に大事です。

1/1でもコンビニは営業中、ヘアカットもファミレスも開いている。
「笑ってはいけない」もやらなくなった。

年の切り替わりが年々薄れ、年始感、年明け感が薄れていく中
年越しそばは絶対に年の瀬ですので、年を越した実感があります。

年越しそばは商家が12月末の慌ただしい中に食べた「三十日そば」が始まりらしく、そばを残すと逆に新しい年は金運に恵まれない、お金に苦労するだなんて言われているそうです、計画性の戒めかな~。

と、そんなワケで今年もなじみの蕎麦屋さんから生そばと海老天を。

手打ちそば 大むら

ちなみに関東圏の方はよくこの「大むら」ってお店を見ると思うのですが、ほとんどはチェーン店というワケではなく、店主が修行されたところの暖簾分け。

例えば大村は商号の前に「○○大村」など地域の名前を付けたりすることもあるそうですが、大むらはそのまま使うそうで「大むらそば」とする事はあっても大むらは大むらなんだそう。

当然暖簾元はエリアによって違いますので

東なら藪、更科、砂場、大村、増田、長寿…
西なら松月、満留、朝日、巴…

等々たくさんあるようです、さらに繁盛すればチェーン展開もするだろうからもう一概にエリアだけで判別は出来ないかもしれませんね。

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さて、茹でるか。

1分10秒、すごい細かい。
沸騰した多めの湯に70秒ってのが重要なんでしょうね。

あとは冷水で締めて、海苔をカットし、盛り付け。

去年から子供達も蕎麦を食べるようになったので、
今年は残さない程度に少し多めに頼もうかな。

ではでは。

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