さて、今回は超ざっくり仮想通貨編。
ビットコインが出て、協力してくれる人のPCを使って計算処理を助けてもらって報酬をもらうマイニングがあり、中国では電気料金が安くて飛行場の跡地にPC設置して超マイニングしてるみたいな話はふわっと聞いた気がするが、じゃあ仮想通貨って通貨としてどういうもの?って聞かれると、う~ん。なのでハッキリさせたい訳です。
まずざっくりで良いので理解したいのはこの2点。
- 仮想通貨って何で出来たの?どんな仕組みでお金として扱っているの?
- 価値はどう決めているの?
だ。
結局見出しだらけになってしまったが最後にまとめたのでそちらをどうぞ。
4月は690万で今は350万、2か月で資産半分だ、恐怖!みたいな仮想通貨だが、怖くても正しく恐れる必要があります、少しずつ自分のギモンを解決していくことにしよう。
仮想通貨ってなんで出来たの?
未だに正体不明の「サトシ・ナカモト」が、当時(2008年頃)の送金システムが抱える課題を解決すべくビットコインの基となる論文を発表し、翌年には信用に依存しない通貨「ビットコイン」のソフトウェアを発表し、自分で最初の採掘をし、運用開始。bitcoin.pdf 論文の原文
送金システムが抱える課題には以下のようなものがあった
- 銀行や第三者が間に入る為、手数料が高い。
- 仲介コストが高いので少額で送金出来ない、そのメリットが無い。
- 不正出来る。
- 深い個人情報を開示。
- 取り扱い機関の休日には使用不可。
仮想通貨は円でもなくドルでも無い、中央銀行のように発行する機関も無ければ、管理している機関も存在しない。関わる自分を含めて前にいた全員(アクティブ)が部分的に暗号化された取引履歴を管理をしている仕組み(ブロックチェーン)で、自分のセキュリティ情報を暗号化されたブロックに分けて、中身は知らないままたくさんの人が持っている状態なので、一人のセキュリティを破っても必要な情報には行きつきません、オープンなネットワーク上で強固なセキュリティを生み出すビットコインを実現する為に必要な仕組みです。
仮想通貨なんて危ない!実在する銀行に預けたらリスクなんて無い!のでしょうか?
ニュースで良く見ませんか?「経営破綻」「人が行う為のミス」「不正・横領」「データ改ざん、消失」「統合等による残高の調整」等があります、国にしても同様に国債として国に投資しても、財政破綻や今回のようなコロナ禍による影響で国民に支給したり税収が落ちたり、財源を使っちゃう人達のせいで償還するの厳しいかもと今でも言っています、コロナ禍が落ち着いたら特別復興税が所得税と同じタイミングで徴収される。なんてものもあるかもしれません。国債の発行額が増え続けていくなか、償還は可能なのでしょうか : 財務省 (mof.go.jp)
例えば
Aさんが1BTC持っているという自分の情報(台帳)を暗号化して10分割して1つを自分で持ち、全て別の人が残り9個を持っていて、Aさん自身も誰の情報か何だかも分からない暗号化され分割された情報を持っている状態という事ですね。
誰も管理はしていない、というか全員で管理し合う仕組み。
セキュリティは高く、解読はほぼ不可能。
金融機関から入ったお金はどこに?
仕組みはなんとなく理解した、では仮想通貨を買う為に楽天銀行やPayPay銀行などの金融機関から入ったお金は仮想通貨のどこに保管されてるの?
書いている最中の私の疑問です、こういう質問が出る時点でまだ理解していません。
ビットコインはビットコインであって、円やドルで購入できるのは「第三者機関の取引所」が現在価値の価値で取引をしているだけなので、取引所が保有しているビットコインをお金を払って、ビットコインを買っている。
以下はビットコインの取引所最大手、ビットフライヤーの令和2年度の決算書の「自己が保有する暗号資産」にBTCは871とある、これを現在の価値で購入したり、売却したりしているので、実際に「買ってはいる」が、それはビットコインを買っているのではなく、保有数を相手から自分に移す為に相手にお金を払っているのだ、ここだけ切り取れば「金の取引」にとても似ている。
financial-statement-7th.pdf (bitflyer.com)
で、どこが価値を決めているの?
価格を決定しているのは、保有している販売所・取引所で、それぞれ違う、以下の表はビットフライヤーの6月8日16時頃のチャート。
時価総額が64兆で現在価格が358万なので、現在およそ1900万枚弱のコインがある事になる、上限が2100万枚らしいので、残り10%以下。
そしてこの黒いのはGMOコインのチャート。
最後に最近上場したコインベースのチャート。
16:45時点の金額が
ビットフライヤーが361万9224円なのに対して
GMOコインは355万2580円。
コインベースは361万1226円。
なので、ビットコインを買ったり売ったりしたお金ってどこにあるの?どこで管理されているの?という疑問に対しての答えは
取引所の保有している範囲内で取引所にある。(勝手に価格を決めている)
が、ビットコイン自体は自分が保有しており、取引所に問題があっても自分の所有でなくなる事は無い。
実際の店舗で買い物出来たりするの?
今はまだ決済対応している店舗が少ない為、「出来る」とは言えない様子ですが、ビックカメラ、コジマ、ソフマップ等のPCショップや家電量販店で利用出来る店舗もあり、直接使用でなければディーカレットという取引所では電子マネーにチャージ出来るという事です。Edyやnanacoで使えれば普段使いになる日もそう遠くないかもしれませんね。
買えるならお釣りは?
1ビットコインって400万とかでしょ?5,000円の物買う時とかどうするんだろう、お釣りは?と思ったが、小数点以下の取引が出来るようで、例えばその時の価値が4,000,000円だったら0.00125BTC(5,000円)で購入出来る。
1BTCを渡したら 0.99875BTCという通貨が生まれるイメージのようだ。
使用出来る最小単位は0.00000001BTCなので日本円で言えば4銭から使えるという事になる。
ビットコイン(Bitcoin)【bitFlyer(ビットフライヤー)】
でもビットコインでもなんか問題あったじゃん。
マウントゴックス社と聞くと聞き覚えのある方はいるのではなかろうか、ビットコインの元最大手でカルプレスCEOは当時約490億円相当ものビットコインを「サイバー攻撃で盗まれた」と宣言し、ブロックチェーンにも脆弱性があるじゃん、こりゃ信頼できんな、とメディアが大騒ぎしたアレです。
しかし結局は本人の残高水増しでただの横領事件でしたが、こっちはあまり知られていません。
今年(2021)の1月に本人の上告を棄却して懲役2年6月、執行猶予4年、やっと有罪になりました。
マルク・カルプレス – Wikipedia
実際にビットコインが操作された訳でもない、とんでもなく甘いセキュリティで管理されていた為起きたただの横領事件が、ブロックチェーンの脆弱性にされてはたまらない、
そして早ければ2021年内に所有者にBTCが返却される…そう、返却されるのは2015年頃に所有していたBTCであり、お金ではない、とんでもない金額が戻ってくることになる、2015年は4万~5万円程度だったので、およそ100倍だ。
まとめ
- 仮想通貨はブロックチェーン等を利用した仮想世界で動いている台帳兼決済システム
- マイニングによって発掘されると増える
- 販売所が掘ったり買ったりした仮想通貨を取引所システムを作って販売してる
- ③の仮想通貨の価値を利用し、相当額で使用する事が出来る場所もある
さて、私なりの解釈もあり分かりづらいかもしれないが、私はとても浅い部分だが理解はしたと思う。
勉強して少しずつ自分に入れていこう。
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