はい、備忘録です。
しかし関わる人には値千金の情報で保存版です。
関わらない人にはただの無駄に長い文章です。
さぁいくぜ。
私の所有する物件で実際に起きた事故の保険適用非適用、またその実際にあった
・原因部分は出ない
・部分認定
・対象外にされてしまった
について記録していこうと思います。
内容直接ではなくふわっと、あくまでふわっと。
ああ、ちなみに保険適用について最も重要なのは
工事前、工事中、工事後の写真を撮る
事です、損害の確認が出来なければ当然保険はおりません、ウソをついて写真を捏造すればそれは不正請求による保険金詐欺、悪質な場合罪になる可能性もあります。
本当の事だったとしても証拠がなければ認めてもらえません。
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そもそも、マンション事故における保険の意味合いは
「事故など不測の出来事」や「第三者への損害賠償責任の負担」の事で、その事故が原因により被った損害、事業所なら営業補償、個人なら事故中の緊急避難に際し発生する負担補償を軽減してくれるものです。
少額であれば収益の中から…と出来ますが、大きな事故になった場合は物件価値と同等以上の損失が出る可能性もゼロではありません。
そんな思いを感じている人達が保険に加入し、加入者の保険料から保険金を受け取る…相互扶助のシステムを活用してリスク軽減してくれるモノ、ありがたいですね。
そんな保険ですが、天災については被害の範囲もあってかちょっと特殊です。
台風や竜巻に関してはカバーしている保険も多く
洪水や高潮は低価格のプランには含まれない事が多く
地震や津波は地震保険という別の保険に加入する必要があります。
ざっくり。
高潮は台風による水害になりますが、水災系のプランに入っていないと
風で飛ばされた部分は出たが、濡れてカビたり流れてしまった部分は補償適用外とされてしまうという事があるので、川沿いだったり水災の可能性がある場合は負担がグっと変わるので必要なプランに加入しておくべきですね。
大規模な災害の場合は特別措置なんかもあるので、調べてみましょう。
原因部分は出ない。
これはとても重要で、例えば「給湯管ピンホール」の事故で給湯管を直す為にかかった費用は出ません。
ピンホール(銅管に針ほどの穴があいて水漏れ)により、近くの床が濡れて床を解体したとしても、その費用はほとんど出ません、理由があっても出て半分ほど。
それは上述の保険の意味合いから「損害の補償」という特性上当然とも言えます。
なので、保険を申請する場合は工事業者にキチンと見積りを細かく分けてもらう事がとても重要になります。
「全部一式」なんてもっての外。
例えば給湯管ピンホール修理50,000、床解体に60,000、キッチン取り外しに20,000かかったとしましょう。ピンホール修理は出ない、床解体は半額、キッチン取外しも半分出たとすると40,000円が認定されますが
給湯管ピンホール修理工事130,000とすると上の例と金額は同じですが、間違いなく全額対象外となります。
ピンホールが2階以上で起きれば下の部屋や周囲にも影響がある事がありますが、それら全てを一式にされてしまうと保険金はほとんどでないという事になります。
復旧した部分は出るですが、
ここまで一式にされてしまうと何も出ないという事になります。
業者に依頼する場合はここを重視してくれるかを見極めましょう。
部分認定
理由があって、部分的に認定されたという項目で本来は対象外のものをお情けで半分や事故全体の認定内容に応じて認めてやろうというモノ。
例えば発見・対応に1日、解体工事に1日、復旧工事に2日で計4日間の作業だったとしても、この工事内容に必要な人員は1日2人工程度、平均工事日は2.5日と保険会社のルールにより認定した場合
安全対策や入居者対応の為の現場管理費が1日30,000で4日で120,000かかっても
2.5日認定なので75,000が保険金として認定され
計10台の車が来たので交通費・駐車場代で5,000×10台で50,000かかっても
2人工認定なので8台で40,000、もしくは2.5日の方で認定される場合もあります。
部分認定の特徴は
原因部分の修繕に少しでも係る内容だった場合
に、減額されてしまう項目という事ですね。
妥当かそうでないか。
対象外にされてしまった
項目自体が対象にならないものですね。保険適用には
損害があるか否か、補償が必要か否か、妥当か否か
という目線があり
「応急」「措置」「仮処理」「処置」「被害拡大防止」
などの中途半端でどちらつかず、その後また費用が発生する可能性もあるふわっとした項目は基本的に全てカットされます。
本来はあるんですけどね、水漏れの緊急対応で電話来てすぐ行って、とりあえず止めて被害がひどくならないようにする処置。
その時の処置名が「応急処置」なのか「補修工事」なのかで認定されるか否認されるかが決まるワケです、さらにこれは特約や付帯にもよるのですが
「原因調査費」「原因箇所の復旧」
も否認される場合があります、原因が加入プランの対象外だった場合は全て否認される場合もありますので当然調査は必須ですが、現在の加入プランをよく確認しましょう。例えば…ちょっとややこしく書きますが
「事故による原因で損害が起きた箇所の復旧」は認定され、
「事故の原因に関係する箇所の復旧」は否認されます。
原因は探さないと分かりませんので調査しますが、その費用は出ないという事も。
水漏れの原因を探るべくどれだけ床をひっぺがして天井をバラそうともそこに「調査」という文字が入っていたら否認されます。例えば
① 床・天井開口調査 12か所 54,000円 否認
② 床一部解体 6㎡ 4,000円/㎡ 24,000円 認定
② 天井一部解体 10㎡ 3,000円/㎡ 30,000円 認定
どんな床や天井なのかにもよりますし工事業者の費用感にもよるので何とも言えませんが、ざっくりこんな感じでしょう。
①と②でやっている事は変わりませんが認定、否認の差はごくごく小さいものです。
最後に
見積りの中に入れないでもらいたい項目
それは「値引き」「端数調整」など値引き系のすべてです。
損害額の明細を出す際に書かれた値引きは保険会社からすると唯一の保険金額をプラス額ではなくマイナス額で表示出来る項目。
例えば…1,798,500円の工事で値引きが98,500円あったとします、これを業者に確認したところ「小計の桁を合わせは数を調整して170万になるようにした」と答えたとしましょう。
170万円の工事の内認定されたのは140万円でした。
するとこの値引きの項目は「小計額計算不一致」として処理されます。
179万8500円に対する9万8500円は5.47%なので
140万円に対する5.47%として7万6600円。
21,900円は保険金から引かれる、つまり差額請求的な状況になり、
保険金を値引きされてしまうワケですね。
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はい、という訳で備忘録終了。
追記や修正するかもしれませんが恐らくそれはブログの方で。
???「とっても楽しいバトル(保険適用)を終えたばかりでさ♥」
「ボク 今感度ビンビンなんだよね…♪」
というワケで今なら色々答えられそうな気がします。
まだ累計で8件程度ですが、ホント色々ありますねぇ…。
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