COUNT関数とは

カウント関数はCount、つまり総数を知るために数える関数ですね。
ExcelでのCOUNTは大きくはこのように分けられます。

  • COUNT = 指定範囲内の数値があるセルを数える
  • COUNTA = 指定範囲内の空白ではないセルの数を数える
  • COUNTBLANK = 指定範囲内の空白セルの数を数える
  • COUNTIF = 指定範囲内で指定した条件に合うセルを数える
  • COUNTIFS = 複数形のS、COUNTIFの複数条件版

他にもデータベース内の有効(or空白)セル数をカウントするDCOUNT(A)やDBのキューブセットの中身をカウントするCUBESETCOUNTなどがありますが、DBを操れる人にはどれも「既に理解している」内容だと思うので今回は省略。

では、一つずつ説明していきます。

COUNT関数とは

=COUNT(値1,値2, …)
指定した範囲の中に数値があるセルは全て数えなさい。

カウントする範囲を記号~割合までの9種を選択、数値である「5.25」はもちろん、割合である「100%」も「1」であるのでカウント、時間、日付や通貨もカウントします。
条件は,(カンマ)で区切れば別の場所も同時に参照出来ます、値2以降は「 …」と無限にいけるように見えますが255範囲までのようです。
「数値をカウント」なので記号である「◆」や漢字、半角スペース、空白は読み込まない。大量のデータの未入力セルを探したり、選択した範囲にある数値データの総数を数える事が目的ですね。

COUNTA関数とは

=COUNTA(値1,値2, …)
指定した範囲の空白以外を全て数えなさい。

こちらも同様に記号~割合までの9種、結果は8です。
たまにIFなどで” “空白ではなく半角スペースもしくは全角スペースを使う方がいますが、あくまでもこれはスペースで、空白としては数えてくれません。
集計した数値を割ったり掛けたりするのにはCOUNTよりもCOUNTAの方が使う方は多いかもしれませんね。
こちらもカウント関数と同様に条件は255範囲までです。
組み合わせ関数でよく出るIF、SUMIFS、vlookup、round達とお友達ですね。

COUNTBLANK関数とは

=COUNTBLANK(範囲)

結果は1,カウントブランク関数はカウントエー関数の逆です。
が、こちらで出来るのは範囲を指定するのみです、IF関数などで結果如何によって発動するタイプのヤツです。
条件マシマシにするほどに達成感を感じるヤバイ私には縁の薄いヤツです。
いちいち総数を引いたりしなくても良いので、知っていれば使うと少し便利。

COUNTIF関数とは

=COUNTIF(範囲, 検索条件)
指定した範囲の中にある指定した条件のセル数を数える

データ内を希望の条件で抽出してくれる素敵な関数。
注意点として、今回の追加で◆◆◆という検索用サンプルを追加したが、指定したのが「◆」単品だったとしても、完全一致のセルを見つけるという性質上、その選択条件が含まれていても一致しない限りは数えてくれない。
大なり小なりの条件をした場合も0を含むか含まないかみたいなものは指定しない限り数えてはくれないので注意だ。
不等号についてはこちらの記事で説明しているので、不安になったらどうぞ。

COUNTIFS関数とは

=COUNTIFS (条件範囲1, 検索条件1, [条件範囲2, 検索条件2],…)
複数形のS、COUNTIFの複数条件絞り込み版、使い方はとても簡単。

COUNTIFからさらに絞り込めるさらに素敵な関数です。

条件範囲1にはヒットさせたい内容がある範囲を選択、検索条件1にはヒットさせたい内容を入れる、絞り込みたければ条件範囲2と検索条件2,3,4と続けて入れていく。

カンマで同じように区切っていくので分かりづらいですが、条件を2つずつ入力していけば、問題なく利用出来ます。
検索条件を厳しくし過ぎて、複雑過ぎて自分には不明な理由でカウントしなくなくなると最初からやり直しになるので、簡単な条件から少しずつ入れて慣れていきましょう、1か月に4案件ぐらい使ってみればもう安心です。
長い事使わないとまた忘れるので、超注意です。
不等号がちょっと特殊で、不等号の条件を入れる場合はダブルクォーテーションで囲みます。(COUNTIF,COUNTIFS)

“>0” = 0より大きい(0は含まない)
“>=0” = 0以上
“<0” = 0より小さい(0は含まない)
“<=0” = 0以下
“<>0” = 0ではない(0以外)
“<>◆” = ◆ではない(◆以外)

〇〇では無いという条件は記号でも出来ます、便利。
こちらは2条件ずつ設定していくので、他とは違い127条件までです。
ややこしい関数に見えますが、一度使い始めると癖があるだけでとても使いやすい便利なものですので、是非活用してみてください。

ややこしいは近畿方言だったんですね、私の信条ゆっくりまったりのんびりの「まったり」も近畿方言のようです、のんびり落ち着いた様子という意味と。
ほう、同じこと3回言ってますね、でも良いんです。大事なことなので(ry

imakara

COUNT 条件 何個まで

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