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独り言

だからこそ、仕事はおもしろいんじゃねえか。[岡野工業株式会社代表社員]

更新日:

尊敬する経営者「岡野工業株式会社代表社員の岡野雅行」氏。

経営的な視点も製造屋の盲目さも柔軟な顧客目線も併せ持つ傑物。
Sonyウォークマン、トヨタプリウスに携わり、NASAやアメリカ国防総省から仕事を受ける

「金型屋のおっちゃん」

痛くない注射器「モスキート針」を開発したのもこの岡野氏です。

2005年学生に向けて

医学で言えば大学病院で治らない人がうちに来るんだよ。
 「あんたもう治らない。ご臨終だ」って言われて、時間もお金もあっちで使っちゃってさ。
で、路頭に迷って最後に来るのがうちなんだよ。

2010年インタビューで

たとえば、医者に行くとするだろ?
あんたがもう余命3ヵ月しかねえって大病院の医者に言われたとするよ。
でもさ、そんな大病院で手に負えねえ患者を、俺んとこみたいな小さい規模のよ、
いわゆる町医者が治したとすりゃ、そりゃあ痛快だろう

「だからこそ、仕事はおもしろいんじゃねえか。」

変わらぬ岡野氏の考え方。

🙂パソコンの前で日々同じような事を繰り返し、周りの関わる人達は誰も彼もなぜか自分でやろうとしない、自分でも出来るような事が出来ない、途中の段階までしか知らないのに全てを知った気になる周囲、新しい事への渇きが常にあった頃に出会った衝撃の一言です。

正確には小泉首相が視察に行った時に顔出しされていましたが、キチンと知ったのはこのインタビューの時、
2010年なのでもう11年も前の話か。

相手は金がない、時間もない、でも求める技術は最高峰。

この薬が欲しいか?なら追加で100万用意しな、助かりたきゃなぁ~!?
とイキり倒されている所で店頭価格みたいな金額で100万の薬を用意しちゃう男です。
ドラマな胸熱展開ですが、彼は「だからおもしいんだろうが」という人なのです。

「便利」に振り回されてる。

● 今も、やれ不景気だ不景気だって言うけど、仕事がないんじゃないんだよ。
みんなが、今ある仕事をこなせないだけなんだよな。
なんとかのナビゲーションと一緒だよ。
車でも歩きでも、どこかへ行こうとするときには必ず誰か他の人がもたらした情報に頼るだろ。要は、ナビがなきゃどこへも行けないわけだ。メシだってそうだろ?
どこそこにうまいラーメン屋があるって、本で読んだりしなきゃわからない。
自分で発掘しようとしないんだよ。
だから自分で考えて仕事をすることができなくなるんだ。
そんなだから、仕事はあっても自分に合わないとか思っちゃうんだよな。

🙂これは賛否あるかもしれない、現在ではまたちょっと違う視点もあるが、とにかく
本質はその通りだ、自らが発掘するのではなく、誰かの作ったコミュニティに参加し、そこで意見を出す、口コミが全部★5だったら信用して買っちゃうし、いいね100件の場所といいね10,000件の場所なら、後者に行くが、その場所もナビが無いといけない。

傑物たる所以

● 俺がよ、みんなと違うところがひとつだけあるんだ。人が 『ダメだ、できねえ』 っていうことをやりたがる。
みんながやらないことをやってきて、みんなができないことをやろうとする。
あいつは変わりもんだ、誰もやりたがらないことをやるなんざ、どうかしてる。
そんなことを言われても、俺にしかできねえことをやり続けてきたんだよな。
うちは元々、金型屋だった。だけど、金型屋だけに収まってちゃ、やりたいようにやれないこともある。だからプレスを始めたんだけど、それって掟破りなんだよ。ご法度なんだ。でも、プレス屋がお手上げで捨ててる仕事を引き受けるんだ。誰にも迷惑をかけちゃいないし、俺はやると言ったらやるよ。
誰にも真似できないようなことをやる。
でも仕事をする上で、挑戦だけを大事にするんじゃない。
他にも大事なものがいっぱいある。
それは義理と人情ってやつだよ。
いいかい、あんたらもよく覚えておいてほしいんだが、義理ってのは大事にしなくちゃいけないよ。

🙂私はここが一番共感したポイントでした。
「面倒」とか「資格がない」とか「それは外注した方が早い」とか「人を上手く使うのが経営者」だとか。
様々な理由を付けて自分でやってもみないで割り切る事に違和感がありましたが、私が求めた答えはここにありました。やらないならやらない、やるならやればいいんです。当たり前です、重要なのはそれを続けること、やれないかもしれないならやれる環境にすれば良いし、やれない理由を探さない、徹底すること。

確かに後継者は現れづらいのかもしれません、ですが、それならそれで良いんですよ。
同じようには出来ないし、もし一時失われてもヒトという種全体で必要ならまた作り出されますし、上位互換を生み続けて今があるのではなかろうか。

当たり前の事ではなかったのか?

● 俺が言ってるのはさ、考えてみりゃ、全部当たり前のことのはずなんだよな。
それができなくなってる連中が多いよ、今は。
だってさ、親や学校がそれを教えねえんだもの。
代わりに教えるのが損得勘定だよ。
親なんかにしても、何かといちゃもんをつけてわざと給食費を払わなかったりするのもいんだろ?
そんな親を見てるから、子どもだって、何でも損得で考えるようになっちまう。

● リスクを負わなけりゃ失敗もしないけど、ホンモノの成功にもつながらない。
失敗ってのは考えようで、失敗するからこそ、そこから学ぶものだってあるんだ。
注射針のときだって、鈴を作っているときにいろんな失敗をして、それをノウハウにしてきたからこそ開発できたってところもある。
リスクヘッジだとか言ってるけど、みんながやっていることと同じようなことやって、商売が伸びていくわけないんだよ。

🙂今のところは「ウチの子は牛乳嫌いで飲まないんだから牛乳の分の給食費は払いません!」とかテンプレな人は見たことないけど、双子のお父さんで主役1人の劇で2人ともやりたいって言ってるから台本変えてみない?っていうキてる人には遭遇した事はあります、自分の行動に恥じるところなかりしか、良い切っ掛けでした。

会社が生き残るという事は人から求められている、
会社が残らないという事は人から求められていない。

継続する事が出来るならば、関わる人達全員が笑顔でいるのならば、それは正解なのではないだろうか、とはいえ生活出来なければ継続出来ませんし、無理や負荷のある日常は長くは続きませんから

「実益も兼ねた得意」の程度も重要かもしれません。

という訳で岡野雅行氏でした~

日本機械学会誌 2005.3
Businessplus-特集 2010

ではでは。

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