今まではAmazonで中国系企業の電子部品を買うとほぼ確定で付けてくれる異様に尖がったピンセットが大量に余っているのでダイヤモンドヤスリで加工して抜いていたのですが、当然強度はお察し、先日コキッと折れてしまいました。
…ので、弱電メーカーの専用工具を買ってみました。
SS-10 基板コネクター抜き
エンジニアはネジザウルスという最強ブランド(プライヤー)を持っているので、命名には並々ならぬ意志を感じたのですが、超シンプル。
ちなみにネジザウルスとは例えばトラスネジというほぼ半丸なだけのネジ頭を掴んで力をかける事が出来る保持するプライヤーとしては完成された製品。大好き。
さて、そんなシンプルな基板コネクター抜きですが
持ち手は太く、先端は激細。
とんでもない加工です、ここに強度を出せるのか…。
掴む掛かりは0.8mm
差し込み幅は1.2mm
細さを維持している深さは7mmですが、絶縁部分までは15mmあります。
ほとんどのコネクタはかかりからケーブルまで10mm以上あるものはありませんので問題無しです、そして溝は1mm以下…!
写真だとケーブルを組む前の基板に差さったコネクタを抜いていますが、組付けの人達も使うのかな?私は抜出はしますが、差し込む時は誤って基板に突っ込むのが怖いのでツメか樹脂の平型ピンセットかな~。
そしてメイドインジャパン🙌
実はそんなにこだわっていない部分ですが🤣
お、裏面にも細かく書いてありますね。
● 精密加工された先端が基板コネクターを確実に保持し、ハウジングのコジリや断線の心配なく、コネクターを垂直にスムーズに引き抜く事ができます。
● 1.5mmピッチの超高密度に実装されたストレート型・ライトアングル型基板コネクターも確実に挿抜(そうばつ)作業ができる精密先端設計。
なんか同じっぽい文面ですが、先端が精密だから便利だよ!ってコトですね。
そして非絶縁工具、はい、そうですね。
持ち手は絶縁で感電しないけど、中は金属で繋がってるし導通する。
コネクタを指でつまんで導通させたら本体もアヒャりますよね、大丈夫です。
試しにマザーボードからファンコネクタを引き抜いてみる。
スッ…
こんな薄いコネクタでもまだまだ余裕がありますね。
コネクタの本体部分から引き上げるようにくいくい差し込むように入れるとすんなりハマり抜けてくれます。
ロック機構のモノはそもそもこういうの使う事ないし、形状の力でハメてるやつは抜き辛いかもしれませんが、相手を傷付けずに抜くのに本当に便利です。
もっと早く専用工具にしておけば良かった🤣
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