医療観察法の光という名の闇と影。精神に異常があるなら殺人、放火、強盗、強姦をしても無罪もしくは減刑。

医療観察法というのは

心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律

の、通称で心神喪失者等医療観察法とも呼ばれ(リンクはWikipedia)、以下内容。

心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に対し、その適切な処遇を決定するための手続等を定めることにより、継続的かつ適切な医療ならびにその確保のために必要な観察および指導を行うことによって、その病状の改善およびこれに伴う同様の行為の再発の防止を図り、もってその社会復帰を促進することにある

Wikipedia

やって良い事と悪い事の区別がつかない心神喪失や精神に異常があったならば重大な他害行為、
つまり「殺人、放火、強盗、強姦、強制わいせつ、軽傷以上の傷害」の六大犯罪を犯しても、無罪または減刑され、社会復帰させる為保護されるというもの。

罪を犯し、地方裁判所の審議により医療観察法が適用されると入院処遇⇒地域処遇で3~5年⇒復帰(精神保健福祉センター)となる。
地域処遇の病院は専門に作られた場所だけではなく、なんと既存の施設やサービスも利用される、入院処遇期間(3か月から1年半程)を過ぎると六大犯罪を犯した犯罪者が地域処遇病棟、つまり既存の施設に混じる事になる。
さらに「入院処遇」と「精神保健福祉センター」は専門家の集まる抜群のアメニティの充実、超厚遇、これらは政府機関なので全て税金で賄われている。

医療観察法を廃止を訴える精神保健福祉センターの元所長。

医療観察法の医療費は通院も入院費も本人の交通費以外の全てを

国(厚生労働省)が税金で歳出します。

当然この状況では普通に働かないでしょうから、普通よりも甘い審査で生活保護を受けられますので交通費も生活保護費用から歳出されます。

令和3年厚生労働省予算案の概要

医療と福祉などって所ですね。
重大な他害行為を犯した犯罪者を税金、つまり国民のお金で超厚遇します。

「よく分からないまま殺人」する程の異常者になった事がある人を、
最長6年半で一般社会(精神保健福祉センターに通院)に解き放つ法律です。

そもそも治療する事は可能なのか?

「よく分からない」事に対し再犯予測をする事は不可能です。
再犯した人」は分かるが「再犯するかもしれない」は判断が出来ない。
本法律は「もう医療を受けなくても絶対犯罪行為を行わないと認められる」まで強制入院させるものなので、いつまでたっても犯罪行為を行う「おそれ」は無くならない、なぜなら「よく分からない」から。その場合、一生強制入院する事になる。

超厚遇のまま。

刑務所に拘置され労役に服している「同じ罪を行った普通の人」との差はなんだろうか、精神に異常があると計画出来ないのか?心神喪失にした対象に行ったとしても社会復帰を目的に刑務作業、つまり労役に服し、挨拶も声が小さければやり直され、罪を償いますが、刑務作業により得られる金額は低く、集団生活故に受刑者どうしの暴力、暴力、脅し、いじめを目撃する事も多いそうです。
出所後の生活は苦しく、社会復帰しても仕事に就くのは難しいという事です。
弁護士が明かす受刑者の実態 – 法律事務所

この違いは何だろう、
例えば5年の懲役を受ける可能性がある『演技力が抜群にある役者』が「心神喪失の真似」をしたとしても上手くはいかないかもしれない、実際に心神喪失ではなければ、調べる事は可能だから。

しかし、これが死刑囚になる事が確定したような状況ならどうだろう。
重大な他害行為を複数行い、何もしなければ終身刑が確定しているならどうだろう。
抜群の演技力は必要ない、完全な心神喪失しなければ死ぬしかない。
死の際に立った人間なら自分の心ぐらいなんとか弄るだろう、思い込みで火傷出来るなら、思い込みで心神喪失状態に持って行く事も出来るだろう。

裁判所も検察から「心神喪失で…」という申し立てがあっても
「そうは言うが計画性がある」「犯行を隠蔽している」という心神喪失だからという事で罪が無くなったり軽くなることに違和感もあるようだ。

弁護士が精神科医に「心神喪失と判断してくれ」と頼んで、
検察も「そうした判断」が出来る精神科医に依頼していけば、
「そうした判断が出来る精神科医」に依頼が偏っていくだろうし、弁護士依り、検察依りの精神科医が分岐に、つまりもうここから裁判が始まっている。

もし自分が検察官だとして、裁判官だとして相手の罪を判断出来る立場にいたなら、年端もいかない子どもが殺されても、自分の家に押し入り金品を強奪されても、自宅を燃やされても、娘がレイプされても、家族が日常生活が送れなくなるほどの暴行を受けても、心神喪失で無罪にするのだろうか?心神衰弱で減刑するのだろうか?

自身でも良く分かっていないで殺人を行う人なのだから、
社会にポンと戻されても「良く分からない」のではなかろうか。

出所後社会復帰をしようとしても厳しい一般人と
刑務所にも入らずふかふかのベッドで働かないでも社会保障を受けられる異常者。

違いは何だ、心神喪失か。

医療観察法.netによると社会復帰後10%弱の確率で再犯するらしい、一般人は再犯率30%らしい、当然だ、それほど待遇を差別している。

一生厚遇された生活保護と医療機関を社会保険料も支払わず無償で使わせるから、私達は自分の稼ぎから賦課的に10%も20%も支払う事になるのか。

毎年1%未満だがちびちび上げ続けている社会保険料。

出来ないって言えば厚遇されるなら、みんな出来ないって言うよ。

今は出来ないけど頑張って出来るようになろうとしている人を侮辱している。

廃止はされないで良いと思います。
税金で歳出されるのではなく、親族や関係者に支払義務がある状態にしてくれれば。

フェミニストやホロコーストの時のようなセンシティブさ、知るって大事。

ではでは。

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