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チバニアン(千葉時代)、地磁気の逆転を示す地層。【日本初のGSSP】

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77.4万年~12.9万年前の地質時代が千葉時代(チバニアン)と命名され早1年半、日本初のGSSP、
地磁気逆転地層を見てきました。

チバニアンビジターセンター

地球の歴史を117セクションに分けた地質時代の名称で日本の地名が付くのは初めてというコトで、歴史的にとても重要な場所なのですが、その案内所には証明(GSSP)の証書原本がポンと置いてあったり、通路が古い足場板を繋いだものだったりと本当に「最低限」というイメージ。

国がフォローしてくれるというよりは市で維持しているようで、地質学の素人や前情報が無い人が見て楽しめるような場所ではないので、こうした世界的に見ても重要なポイントにこそお金を使ってもらいたいなぁ、そこまで大きな額にはならないと思うのだが…。

ちなみに地磁気逆転というのはS極とN極が逆になる状態の事。
地球は巨大な磁石で、それが逆転する事を「地磁気逆転」と呼びます。

地磁気逆転している状態だと方位磁石が差す「N」は北だけど私たちの感覚では南を差している事になります。

というコトでチバニアン到着。

晴天なり

良い天気。

風は涼しく、晴れてはいますが、道中はほぼ木陰なのでとても快適です。
色々な種類の余った足場板を組んだ感じで、歩くとガシャンガシャン言います。

急な坂を下ると

水は冷たくて気持ち良い。

あ、長靴必須です。

ここはもうほぼ川の中なので、スニーカーとかだとここまで来るのは厳しいかも。

よく見ると上下で色の違う層があり、その間に薄いクリーム状の2cm程度のラインがある、これを白尾層(Byk-E)と呼び、御岳山の噴火による火山灰が堆積し出来たそうで77.4万年前(噴火した時期)を見分ける事が出来るラインとして、この場所がとても貴重な理由の層がある。

下の赤い点が北と南が反対だった時で
真ん中の黄色い点は反転中で、「どちらでもない」時、
上の緑の点が現在の状態。

今の研究はさらに進み、微妙に違うらしいが、視覚的に分かれば良いので放っておいているそうだ。

綺麗な川。

泥でも土でも無く、これは地層。
なのでよく見るとそこら中に貝の化石があります。

二枚貝の化石。

ボランティアガイドの方が現場とビジターセンターで詳しく説明してくれます。

国際年代層序表
地球の歴史からすれば最近ですね。

ジュラシアン、カラブリアン、チバニアン。

地球の磁場は弱っているので、いずれ逆転するのではないかと言われています。
地磁気は地球の歴史的に言えばしょっちゅうひっくり返っており、平均すると100万年に1.5回程度逆転しているようです。

次の逆転はいつ?

地磁気逆転の歴史から見るに「分からない」らしい。

バラッバラ。

白亜紀、いわゆる恐竜がいた頃で4000万年間地磁気の逆転が起きなかった事はあるというコト。

まぁゆっくり逆転していくらしいので、今逆転が始まっても恐らく逆転し切る頃には人類代終わってるんじゃないかな。

地磁気逆転するとどうなる?

地磁気バリアが弱まる事でインフラへの影響や生物の行動や進化に影響が出るかもしれないが、逆転中も生物はいた…というかホモ・サピエンスに進化したのが20万年前だと言われているので、むしろ地磁気の逆転の時期に進化している。

磁場消滅でスノーボールアース化するという説を唱えている人がいるが、地磁気逆転する度スノーボールになっていたら今の多用な生物がこれだけ繁栄しているわけがないというコトで、地質学的にはワリと前向きな捉え方だが、大量絶滅した痕跡もまた見つかっていない、未解明の為ハッキリは言えないというコト。

しかしなんだろう、やはり派手さが無いので「見たら分かる」事がほぼ無い。
今回私は地質学に詳しい二名の先生とご一緒させて頂いたのでとても面白かったが、普通に見れば「なんか泥に穴あいて鋲が打たれてるな」ぐらいで川がキレーだなぁと言って帰る感じになる。

ビジターセンターの動画で岡田教授が地層の魅力についてお話しているシーン。

「漠然としていて時間スケールも長く分かりづらい。」

チバニアンはまさにそんな特徴的な場所だと言えるかもしれません。
地質学者の方々はこうした所から地球の声を届けてくれているんですね、感謝。

ではでは。

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