米国債長期利回り高は壁の初期亀裂か凪前兆か。- reuters , FOMC-Powell.

ロイターのニュースを見て驚きました。
米金融・債券市場=利回り上昇、10・30年債16年ぶり高水準 | ロイター (reuters.com)

どれほど高水準かと言うと

OANDA証券 米国債利回り推移

これぐらい。
現在の10年モノが4.69%。

同じ水準だったのは2007年10月、実に16年前。
短期では政策金利(FF)をなぞって動いているので違和感はありません…が

米FRB、政策金利を0.25ポイント引き上げ、インフレ抑制に向け金融引き締めを維持(米国) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース – ジェトロ (jetro.go.jp)

国債は「先の支払いを約束」するものです。
長期の政策金利アベレージが「4.69%を下回らない」と言っているようなもの…のハズですが、長期の利回り推移だとそれもどうやら怪しい。

やはりコロナ禍の超ぶっぱ負の遺産は存在して、もうコソコソちまちまやってたらラチが明かないので臆面もなく供給過剰させて頂きましたよん、な気配なのだろうか。

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FOMC-パウエル氏の会見内容

「インフレ率を2%台に戻したいけど難しい。」

アメリカのインフレ率の推移 – 世界経済のネタ帳 (ecodb.net)

2021年 4.68%
2022年 7.99%
2023年 4.52%(IMFによる2023年4月時点の推計)

うん…まぁ、そうですよね。すぐには無理だ。

でもこれが長く続けば続くほど

金利は上昇し続け不動産は売れず建たず高額資産としての面をより不活性化してしまうし、経済界も借入金利が上昇し続けるなら停滞せざるを得ないし、ドル高…だけではないけど調整しないと株式市場も廃れるし…もう混沌の極み。

いや…まさかむしろこれで凪ぐのか?

アメリカの実態経済に帳尻を合わせるように株価がじわじわ下落、
覇権も薄まり長期利回り上げ過ぎで価格下落が起きてドル高が収まるか?

それは希望的観測が過ぎるかw
でもなぜかその極細ルートの希望的観測に収まっていく気がするんですよね。

アメリカの動きは日本にとって需要であり、様々なプラマイ要素があると思います。
経済や政治の調和がとれており、発展し続けてくれる事が望ましいので社会安定はちょっと難しいと思いますがまずは凪いでもらいたいなぁ。

ではでは。

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