「半差しの電源プラグに硬貨で触れて」危険な遊びを提案するアレクサ – Amazon Echo Alexa

Googleの検索急上昇ワードを見ていたらAlexa絡みで急上昇。

チェックしてみると…リヴダール氏のツイートにたどり着きます。

なんてこと…10歳の娘がEchoでAlexaチャレンジ(試してみよう!)を頼んだら、
こんなことを言ってきたのよ。

「The challenge is simple : plug in a phone charger about halfway into a wall outlet, then touch a penny to the exposed prongs.」

「充電器のコンセントを半分ほど差し込み、露出した突起(金具端子)にコインを当てるという簡単なものです。」

さぁどうぞ。

結果はこのようになります。

インサイドエディションより – Wiki

2020年にTikTokで流行した「ペニーチャレンジ」「コンセントチャレンジ」というモノらしいのですが、当時このチャレンジをした動画はTikTok上で合計数百万回「いいね」され、2020年の1月頃から学校の電気系統が破壊される事態に。

アメリカの高校で生徒が教室のコンセントでこのチャレンジを行ったために、学校生徒全員が緊急避難、学校側は結構な損害を被ったという事件にもなりました。

落下させるやり方が流行ったようですが、1年以上経った今、そんな事は知らない人がこのチャレンジを聞いたら…?

コインをあてる = 手で持ってあてる

と思った時点で相当危険度は増します、
乾燥するこの時期、火花で服など周囲に燃え移ったりすることもあるでしょう。

Amazonはアレクサがこのような提案をした直接的な原因を明らかにはしませんが、アレクサは引用したニュースサイトに「Our community now」を挙げた事があり、そこで「ペニーチャレンジ」の危険性が紹介されていた為、そこから引用した可能性がありそうです。

AIがインターネットから情報を探し出して提供してくれるのは便利ではありますが、抜き出した情報の真偽や意図、安全性を考慮しない為、例えば

ペニーチャレンジは子供でも簡単に出来てしまう為見守る必要があります。

という文章があったら

「ペニーチャレンジ」「簡単」「子供」「出来る」「見守る」「必要」

というワードだけ抜き出してしまい、子供から「簡単にチャレンジ出来ることないかな」と聞かれればこの「重大な事故に繋がるチャレンジ」を紹介してしまったのでしょう。 

当然使う側の問題ではあるのですが、昨今では子供もスマホからタブレットからAIスピーカーから、自由に情報を得る事が出来ます。

ツイートしたリヴダール氏は「私の娘はこんな遊びをやるほどばかではないと思います」とした上で、「No!!alexa!!」と、犬が悲鳴を上げるような声で叫んでしまったという事でした。

2021年10月には、「発作に対応する方法」をGoogle検索したら、強調スニペット(検索トップ)に「発作が起きたときにやってはいけないこと」があたかも発作への対応手順のように掲載されていた事例が報告されたようです。

仕組みに難アリですし、情報は使い手次第ではありますが、家庭における子供の教育を考えさせられます。

一定値の学力は必要だと思いますので学校では勉強の仕方と交友関係を、家庭では「生きる力」「何かをしたいと思った時に行動出来る思考」を。

誰かが

樹脂のミルク箱の上歩いている時に蹴り飛ばして崩したり

三人でジャンプしようと言って真ん中がジャンプした瞬間に足を払ったり

誰もいない場所で一人で失神チャレンジしたり

どれも死者が出ている危険なTikTokチャレンジですが、みんなが真似しているから私たちもやろう、やらないといけない、そんな空気になったりしても断れる。

キッパリと断れる姿を見せなければならないし、全員と仲良くなる必要はありませんので、そのような交友関係は不要です、重大な事故に出くわす前に関係を切れた事を賞賛します、そんな教育が家庭では必要なのではないかと思います。

危険な事があって、体験としてこれは危険なんだと感じる事は重要だと思います、
痛い事がわからなければ相手の痛みもわかりません。

しかし、それはあくまでも生きていれば、五体満足であればこそです。

↑のTikTokチャレンジでは死者も出ていますが、脊髄損傷、半月板損傷、手首の複雑骨折など将来に影響が出るほどの大けがをされている子供もいます。

仕事から家に戻ったら子供が失神チャレンジをして息を吹き返したが後遺症が残った。お友達とスカルブレイカーチャレンジで頭を強打し、手足が麻痺し一生車いすの生活となった。

なんてことにならないよう、大人が見本として見せていかなければなりません。
子供は親の行動や言葉を良く観察しています、子供がそのような行動をとるのは当然親の責任です、まずは自分がきちんと出来ているかを見直そう。

ではでは。

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